ETF SPCH レバレッジロング2を売却!
気づけば、他人を見て頑張っていた。
自分のペースで進めていたつもりでも、周りの動きが目に入ると、どうしても気持ちが揺れる。
誰かが先に進んでいるように見えると、急に自分だけ遅れているような気がしてしまう。
本当はそんなことはないのに、頭では分かっていても、心の方が先に反応してしまう。
そこで欲が出る。
もっと早く、もっと大きく、もっと結果を出さなければいけないような気持ちになる。
すると、少し前まで冷静だったはずの判断が、どこか雑になる。
待てたはずのところで待てなくなる。
本来なら静かに見ていればよかった場面で、つい動いてしまう。
急いだ分だけ、相場の流れを読んでいるというより、自分の焦りに動かされている感覚が強くなる。
あとから振り返ると、こういうときはたいてい、勝ちたい気持ちそのものより、負けたくない気持ちや、置いていかれたくない気持ちが前に出ている。
それが悪いわけではない。
でも、その気持ちが強くなりすぎると、自分の判断が自分のものではなくなる。
他人の速度を見て、自分の速度を決めてしまう。
その瞬間に、もう自分の勝ち方ではなくなっている。
相場で疲れるのは、負けたときだけではない。
むしろ、勝っていても疲れることがある。
それは、結果が悪いからではなく、やり方が自分に合っていないからだ。
レバレッジをかけていると、その違和感はさらに大きくなる。
少しの値動きで気持ちが揺れるし、利益が出ても安心できない。
上がっても落ち着かず、下がれば当然、さらに苦しくなる。
そうしているうちに、相場を見ている時間より、相場に気を取られている時間の方が長くなる。
たぶん、自分が本当に嫌だったのは、損そのものより、急いだ結果として自分の型が崩れていく感じだったのだと思う。
他人を見て頑張ってしまうと、自分の基準が薄くなる。
欲が出ると、今ここで勝つことばかり考えてしまう。
でも本当は、相場で大事なのは一回の派手な勝ちではなく、何度でも同じ形で続けられることだ。
再現できない勝ち方は、たまたまうまくいっただけで、次には通用しないことが多い。
ということで、昨日ロング2を売った。
プラスで売れたので、現引きの足しにするつもりだ。
こういうときに少しでも利益を確定しておけると、気持ちにも少し余裕が出る。
無理に張り続けるより、いったん回収できるものは回収して、次の機会に備える。
そういう動きの方が、今の自分には合っている気がしている。
ただ、ロング2は150ドルを超えたら、1万円で勝負してみようと思う。
それ以上はリスクを持たないほうが、気持ち良く投資できる。
無理に大きく張るより、自分が落ち着いて向き合える範囲でやる方が、結局は長く続けやすい。
アンソロピックのIPOにも使えるな、という感覚もある。
いま無理をしてポジションを持ち続けるより、資金を整えておいて、次に本当に動きたい場面で使う方がいい。
だから、いったんレバレッジをやめる。
それは逃げではなく、立て直しだと思っている。
サイズを落とし、少し静かにして、余計な熱を抜く。
誰かのスピードに合わせるのをやめて、自分の呼吸を取り戻す。
そうして初めて、自分が何に反応して、何に焦って、どこで無理をしていたのかが見えてくる。
結局のところ、他人と比べているうちは、自分の勝ち方は見えにくい。
比べるほど視界が狭くなって、今の自分に必要なものが分からなくなる。
必要だったのは、もっと早く進むことではなかったのかもしれない。
もっと大きく取ることでもなかったのかもしれない。
ただ、少し落ち着いて、自分のペースを取り戻すことだったのだと思う。
欲が出るのは悪いことではない。
頑張りたい気持ちも、先に進みたい気持ちも、本来は前向きなものだ。
でも、それが焦りに変わったときは、一度立ち止まった方がいい。
相場でも人生でも、急いだ分だけ見失うものがある。
だから今は、無理に前へ出るより、まず自分の速度に戻したい。
その方が、ずっと長く、ずっと静かに、自分らしく続けられる気がしている。


コメント